2009年7月23日木曜日

vacances start !

 南仏コートダジュールのHyeres(イエール)という海の街にバカンスで来ています。
ここは風が強くてマウイ島と同様、ウインドサーフィンやカイトサーフィンで有名。ここに集まる人達はほとんどそれ関係の人達です。もちろんうちの主人も風が吹くと同時に海に飛び込んでいます。
 友人の海の家を借りてここに3週間滞在します。ゲストハウスは1階に作ってあり、彼のお家は2階。海を見渡せる絶景のお家です。朝シャワーを浴びる前にひと泳ぎ。7月のバカンス時にビーチを独り占め。なんて贅沢なひとときなんでしょう。ヨーロッパは夏の日照時間が長くて、ここでも夜の9時くらいまでビーチで過ごせます。だから、お昼もゆっくりお昼寝したり、本を読んだり。それでも泳ぐ時間もたっぷりあって、時間に余裕があるって良いですね。もうパリの事なんて頭から抜けてしまいました。
 家の近くのハーバー。ここで捕れたての魚を買えます。前回はタコを買いました!
 旧市街の中の可愛いクッキー屋さん。ここでは手作りのアイス、ソルベも売っていて、その美味しい事! もちろん素材も全て自然派です。
 旧市街の様子。狭い通りにびっしりとレストランや、食材屋さんが並んでいます。
この街はお魚も美味しいので、今夜は私が手巻き寿司を作ります。オーナーの家族や、友人達を招待しての盛大なお寿司Partyです。気に入ってもらえるかな?

2009年7月15日水曜日

14 Juillet 2009

 今年のパリ祭はエッフェル塔120年記念で、派手な催し物となりました。
お昼から、エッフェル塔を目の前にする友人の豪華なアパートで撮影をしていた私達は仕事が終わってもずっとそこに残り、11時の花火を待ちました。

今年の花火の特徴はエッフェル塔の中から仕掛け。今までこれをバックに花火がうち上がっていたけど、今年は恐ろしくも塔が中心です。



 花火の後半になると光の演出で、エッフェル塔が倒れるように見せかけたり、ハラハラドキドキの30分でした。私達にはこの花火が最後かなーと思うとちょっぴりジーンと来たパリ祭でした。

そして、このあと車で家に帰ろうとすると既に道路はすっごい渋滞。いつもは3分くらいしかかからない道のりも30分以上もかかって、運転していた主人はイライラ。そして、横から別の車を入れてあげていたら後ろの車の女性が下りてきて「何入れてんのよ。そんな事したら前に進まないでしょう!」と怒鳴られ、ぶち切れ。怒鳴り返して、何を思ったか、反対車道を逆走し始め、一方通行の道をこれまた逆走し、その渋滞していた道路から逃げ切りました。びっくりしたー。でもそのおかげで2時間以上かかると思われた家路が、10分の短縮。ふう。

それにしてもこの警察の多い日に、捕まらなくてよかった。Merci.

ギャスパーの田舎のお家

 Nasiaのボーイフレンドのギャスパー君の田舎のお家に招待されて週末遊びにいきました。
パリから車で約2時間のSt-Amand en Puisayeという場所。ここは陶器が有名で、陶芸家がたくさん住んでおり、文化活動も盛んな地です。ギャスパーのお家にもここで集めた陶器がたくさんありました。高速を抜けると静かな森林があり、こんなに可愛いタマネギ畑もありました。

 これがギャスパー一家のお家。以前は街のお医者さんが住宅件診療所と使っていたそうで、広い広い。
 さっそくランチをお庭でごちそうになりました。農家から届けられた新鮮な野菜のおいしさは格別でした。ギャスパーの隣にはもちろんNadia.
 近所のお城。ここで陶器の展示会が行われています。
 こちらは別のお城で、元々俳優と陶芸家だった夫婦が買い取り、今はその子供達が陶芸と絵画の活動をしながら、ギャラリーも開いています。広大なお庭にはリンゴや梨園もあり、うっとり。

また8月に訪れる約束をして、名残惜しくパリに帰省しました。


2009年7月8日水曜日

Play time

 パリで年に2回行われる子供服の展示会、Play timeに行って来ました。今思うと、随分前にこの展示会の第1回目に偶然足を踏み入れたことがあります。その頃はまさか自分が子供服のお店をしようとは夢にも思わなかったけれど。

babyブームも手伝って、パリでは(世界中で?)子供服ブーム。年々ブランドの数も倍増しています。Play timeも今ではおよそ200ものブランドが参加する大きな展示会に成長しました。
 フランスのブランドを中心にベルギー、イタリア、スウェーデン、イギリスと多方面からのブランドが参加していました。お国柄によってテイストが違うのが面白い。フランスはやはりロマンティック中心で、花柄や、ふわっとした印象のコレクションが多い中、ベルギー系はカラフルで、大人の服をそのまま小さくしたようなデザイン。イタリアはPePeを代表とする靴類がやたら可愛い。

一日中いても飽きる事のないこの展示会。かなり心豊かになって帰宅しました。
 会場の場所はVincenneの森の中。そんな場所選びも大人のコレクションとは違った、ゆったりとした感覚で、楽しめた理由でしょうね。この日は紫陽花が見事に咲いていました。
 帰ったら疲れて寝ていたNadia. この子のためにも子供服のお店、頑張らなくちゃ。可愛い服、たくさん着せてあげるから、ね。

シュタイナー幼稚園


 子供達が春から通いだしたシュタイナーの幼稚園 Le jardin d'Eglantine.

なぜこの幼稚園にいきなり転校したかというと、お昼寝があるから。

パリの公立の幼稚園は広さとその生徒数の問題のせいか、4歳のクラスからはお昼寝一切なし。まだ小さな子供達は朝8:30から夕方の16:30まで学校にこもりっきり。パリの幼稚園は規模も小さいので、それは子供達にとって大きなストレスになります。ほとんどの夫婦が共働き。女性の方がキャリアもあり、高給取りなカップルもしばしば。子供がいるからと言って仕事を辞めるなんて事はあまりあり得ない現状です。パリは家賃も、物価も高いので、夫婦で働かないとまかなえない、と言うきつい現状も共働きの大きな理由です。

さて、この学校をたまたま見つけ、さっそく申し込みました。運良くMarinaの年少クラスとNadiaの年長クラスが同時に空きがあり、すんなり入学出来ることになりました。日本のシュタイナースクールでは入試まがいのものがあると聞きましたが、この学校にはそんなもの一切ありません。空きがあると誰でも入れるシステムです。きっと入試なんかがあると、この学校に通わせている親達はその時点で、拒否するでしょうね。そんなのどかなムードがこの学校にはあります。

この日は学校最後の日。土曜日にみんなでパリ郊外の公園にピクニックに行きました。
前回と同様、各自が分担して、得意なものを持っていきます。私はまたまたキャロットケーキを持参しました。最近、こればかり。
 生徒から先生へのサプライズプレゼント。みんなで先生を囲んで、感動の瞬間。
 一人一人が先生のために描いた絵を、本にしました。先生は絵を見ただけで、誰が描いたか当てていましたよ。
 こちらは年少組のMarina(右)とSusan(左). お洒落番長のSusanは毎日アクセサリーを欠かさず、つばの広い帽子も着用して、まるでバカンスにでるかのような格好で幼稚園に通っています。なぜかこの学校、お洒落好きな女の子が多くて、毎日fashion バトルとなっています。親はアイロンがけにたいへ大変。


 毎日暖かく子供達を見守っていただいて本当にありがとうございました。みんな先生達が大好きです。ゆっくり夏休みを楽しんで下さいね。そしてまた9月にちょっぴり成長した子供達を見つめてあげて下さい。

maria-reina paris

 『きれいをくれるパリの街』でも紹介したmaria-reina parisのランジェリーはここ数年大のお気に入りです。友人でもあるレイナちゃんの手作りのランジェリーは着る人を上質に、幸せにしてくれる魔法があります。ワイヤーなど機械的なものが入っていないので、着心地も抜群。補強性などはありませんが、そこが逆に気に入っている点でもあります。無理して嘘の体を作るより、元々の体を美しくして、美しいナチュラルな下着を付ける方がよっぽど魅力的だと思いませんか?
 彼女の作品の特徴はそのレース使いにあります。セクシーというよりは、少女のような繊細さ。残念ながらここでは私のランジェリー姿は披露出来ませんが(苦笑)、付けると体のラインがとてもきれいに映ります。むっちりセクシー系の体より、ちょっぴり痩せていて、ペチャパイの方が似合うかもしれませんね(笑)レースや、生地は全てアンティークのものが使われています。そのシーズンでしか作られない、貴重なコレクションです。私も毎回個人的にオーダーさせてもらっています。先日上記の新作を受け取り、Nadiaに見せたところ、「ママ、私もこんな下着欲しいー」ですって、まだ君には早いよ!どうも自分のプチバトーパンツには納得してない様子。その上「こんな綺麗な下着付けているママはNadiaのママくらいだよー」だって。他のママ達の下着を見た事があるのかしら? フレンチママを侮ってはいけないぞ! 彼女達はもっとすごいのを付けているんだから、フフ。
 ランジェリーだけでなく、キャミソールも揃っています。麻や、レース使いがとっても素敵。左のキャミはそのまま夏の日に一枚で。右のレースのキャミは上に黒いジャケットを合わせて、sweet+bitterな着こなしに大活躍。
 こちらはワンピース。バカンスには欠かせません。右の赤いリボン付きは今年の新作。着ているとさっそく人に褒められました!写真では分かりにくいのですが、トップ部分にレースのお花が付いています。こういうロマンティックな心遣いがmaria-reina parisならでは。
 おまけ。maria-reinaのコレクションによく似合うバラの花。これはrose de parisという種類。野生のバラ特有の香りが部屋中を心地の良い空間に仕上げてくれます。